開催報告


これから創業する人と創業から3年未満の経営者のための

 

第3回 創業・経営の基本セミナー

 

日時:2月19日(木)、20日(金)、26日(木)、27日(金)
場所:Coworking!@Ishinomaki
総申込者数:21名
特定創業支援事業による支援を受けた証明書発行可能者数:16名

2月19日、20日、26日、27日と「第3回創業・経営の基本セミナー」を開催し、全4日のセミナーを終えました。

 

セミナー初日の経営総論は、石巻専修大学経営学部教授の山崎泰央さんを講師にお招きしワークを主とした講座を行いました。アイスブレーキングにより参加者間の交流が深まったところで、参加者の皆様が深層心理に持つ事業イメージなどをレゴブロックを使い明確化。また、フューチャーマッピングを使い今後の活動イメージをはっきりとさせたりと非常に中身の濃い、また、レベルの高いセミナーを行って頂きました。


二日目は販路開拓分野でグロービス経営学院より高原康次さんを講師にむかえました。マーケティングとは?を具体的に講義した後は、実例を踏まえその商品を「どうすれば売れるのか」を参加者間で考えるワークを行いました。中には、おお...と声が上がるほどのアイディアも出され、非常に活発なセミナーとなりました。


第二週目初日は人材育成についての講義でした。日本財団より青柳光昌さんにお越し頂き、人材育成に伴った経営者としてやるべきこと、また、人材の選び方や人材雇用前後のプロセスまできめ細かい内容のセミナーを行って頂きました。


そして最終日は、財務会計分野でした。講師はあずさ監査法人マネージャーの柴田曜さん。参加者の皆様も非常に抵抗のあったこの分野ですが、経営するにあたり最低限必要な経理の知識を細かく丁寧に講義頂きました。また、実際の例題を解いたりすることによりより実践的な内容となりました。石巻市においての創業補助金情報等もお調べ頂いており、参加者の皆様へ情報提供も行って頂きました。

今年度最後のセミナーとなる第三回創業・経営の為の基本セミナーは各回出席率が8割と過去最高となりました。石巻市創業補助金が周知され補助金申請のために受講なさっていた方、既に経営しているが改めて勉強し直したいという方、これからの起業に役立てたいという方、様々な参加者が集い業種もバラバラでしたが皆さん一体となってセミナーを受講されているように感じました。そのため各回で行われたワークもスムーズで活発な意見の交換がなされ、それが皆さんにとって更に有意義にはたらいていたように思います。

また、今回は若手の方も多く彼らが石巻の今後の産業発展において大きな力となる事を確信しました。

今回のセミナーも貴重な4日間となりました。

 

次年度の予定はまだ確定してはおりませんが、開催が決定しましたらwebサイトや当スペース公式FBページよりご案内申し上げます。

 

(文責)兼子政慶


講師紹介

山崎泰央(石巻専修大学経営学部教授)    

専門は「企業家活動(entrepreneurship)」

玉川大学農学部卒業後、空気清浄機開発のベンチャー企業へ就職。退職後、法政大学大学院経営学専攻企業家養成コースへ、並行して創業支援や企業家教育など企業関連の業務を手がける。2006年、松山大学経営学部。酒造会社とコラボして、みかんのお酒「i-sole」を開発、発売後2カ月で8000本以上販売のヒット商品となり、日本酒リキュールブームを先導した。2010年、石巻専修大学経営学部。震災後、学生とともに仮設住宅の調査・支援活動、子どもの遊び場づくりを手がける。2013年、復興ボランティア学を開講。今年度から復興ボランティア学ワークショップを全国に展開中。

中小企業診断士、シニア・リーディング・ファシリテーター、石巻市創業支援者連絡会議アドバイザー。

近著:有斐閣『ケースブック日本の企業家』(共著)

高原康次(グロービス経営大学院 教員。農業生産法人GRA マネジメント・アドバイザー、NPO法人GRA理事教育事業担当)

丸紅にて、海外営業、ジョイントベンチャー運営などに携わる。その後、グロービスに入社。子会社の営業責任者(人材紹介事業)経て、現在法人営業チームマネジャー。

グロービス経営大学院創造領域主任研究員として、社会起業家育成プログラム開発プロジェクトリーダーを務める。

東北にては、最高級品種が一粒1,000円となるミガキイチゴを生産する宮城県山元町の農業生産法人GRAマネジメント・アドバイザーとして活動する。将来の地域活性化を担えるリーダー育成を企図してNPO活動を続ける。

グロービス・オリジナルMBA修了。

青柳光昌(公益財団法人日本財団 公益・ボランティア支援グループ 東日本大震災復興支援チームリーダー)

1991年に財団法人日本船舶振興会(現在の日本財団)に入会。阪神淡路大震災後の復興支援活動にはじまり、障害者の移動困難の解消、NPO支援センターの強化といった市民活動のテーマに取り組む。その後、企画部門にて組織開発や人材育成計画の策定、実行に取り組む。

2011年3月の東日本大震災後には、財団内に立ち上げられた支援センター(現在の東日本大震災復興支援チーム)のリーダーの任に就き、企業や行政と連携した数多くの支援事業に携わる。

フィリップモリス社の協力を得て高校生向けキャリア教育への取り組み、ダイムラー社の協賛を得てグロービス経営大学院仙台校に奨学金プログラムの創出などで地方人材への投資や、復興庁との協働で実施している「WORK FOR 東北」プロジェクトを通じ都市の人材を東北へ派遣することも行い、都市と地方の関係性の変革に奮闘中。

柴田曜 (有限責任あずさ監査法人 公認会計士 マネージャー)

2006年、大学在学中に公認会計士試験に合格。有限責任あずさ監査法人に入社後、メーカー、商社、証券会社等の上場会社や学校法人など、幅広い業界の会計監査業務を担当。会計監査に加え、現在はM&Aにおける財務調査をはじめ、各種会計コンサルティング業務を提供している。

また、2014年に神戸大学MBA(経営学修士)を取得。経営への知見を深め、会計インフラを利用した社会貢献をテーマに活動の幅を広げており、社内外向けセミナーや大学生向けのキャリア教育プログラムを実施するとともに、東北支援プロジェクトを創設、同プロジェクトのリーダーとしても活動している。